栁良一税理士事務所

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HOME コラム 経営者・後継者のための事業承継セミナー

2018.03.27

経営者・後継者のための事業承継セミナー

日時:2018年3月26日

場所:エルガーラホール

 

○概要

小規模事業者の経営者の継承が問題になっている。現在の経営者の平均年齢60歳で、70歳引退すると考えると、あと10年で引退年齢になる。
このまま放置していくと、雇用維持、技術が継承できない。
国としても、早期の事業承継計画の実施が課題と考えており、今後10年間を事業承継に集中的に取り組んでいく。
取り組みとして、
事業承継診断の実施し、専門家の派遣する。
後継者が決まっていない場合は、事業引継ぎ支援センターでマッチングを実施。
後継者が決まっている場合は、税制面でも、事業承継税制で支援すると共に、後継者のための事業承継補助金もある。
事業承継を円滑に行い、地域の活性化につなげていきたい。
★事業継承の現状と中小企業支援のあり方
福岡県事業引継ぎ支援センター 統括責任者 奥山慎次
○現状
2020年ごろに団塊経営者の大量引退期が到来。
経営者の高齢化が課題
67%は後継者不在
事業失敗による倒産は減少しているが、後継者不足のため休廃業・倒産件数が増加している。
休廃業のうち半数は黒字企業だった。
日本の99.7%は中小企業(380万社)

 

○事業継承税制の拡充
中小企業は、代表権と株主が一致しなければならない。100%の株式を無税で贈与できる。適用範囲、適用後のリスクは下がってきている。

 

○事業承継の手順
1.経営者の事業継承に向けた準備・必要性の認識
2.経営状況や経営課題等の把握
  株主、経営者さえ変えれば、事業継承が終わるわけではない。
  個々の企業に沿った事業承継計画が必要
3.後継者の選定
4.継承計画の策定と実行
事業承継引き継ぎセンターが公的機関として
毎年、相談件数・成約件数が増加してきている。

 

★親族外継承により事業引き継ぎを行った体験談
○売り手企業
会社名:コアテック九州
所在地:糟屋郡宇美町
業種:物流機器政策及びメンテナンス業
創業:平成13年
社員:7名

 

 

○買い手企業
会社名:LOGIフロー
所在地:糟屋郡宇美町
業種:総合物流
設立:平成26年に大阪資本の福岡支店として出発
社員:38名

 

○事業承継のきっかけ
コアテック社長の年齢は65歳、大病を患う、後継者不在のため、事業承継を決断。
土地建物の借金が多額であったため、従業員への引き継ぎは難しい。
ノンネーム情報を配信し、引き継ぎに230日(8ヶ月)かかった。

 

○コアテック社長の印象
一緒にやっていけると実感。事業に対する思い入れが、事業に対するプライドが強い。

 

○購入価格に対する条件面は?
コアテック社長が考える事業価値と、第三者のデューデリジェンスでの評価は差があった。
そのギャップを埋めるのに苦労した。
 
○事業統合で気をつけていること
・売り手のコアテック社の従業員が肩身の狭い思いをしないように気をつけている。
・会社の文化をあわせる。
・今後の展開として、関東に進出。

 

★「町工場の娘」主婦から社長になった奮闘記
ダイヤ精機株式会社 代表取締役 諏訪貴子
大手自動車メーカーの1社の下請け企業だったが、リーマンショックで円高、単月売上9割減になった。
飛び込み営業を行うも、門前払いされた。
いろんな賞に応募して、名前を売ることを考えて実行した。テレビ・雑誌・新聞等に出れるようになり、広告宣伝費効果1億5千万ほどあった。
現在は、自動車メーカー以外にも、機械メーカー、電機メーカーなど取引は増えた。
詳しくは、書籍に書いてある。

 

○感想

・原理原則に従うこと、お金はなくても知恵を出して経営に取り組む姿勢が印象的だった。

 

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