栁良一税理士事務所

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2018.05.28

【資金繰り】帳簿上の現金と実際の現金残高を一致させる。

現金の残高は正しいか?

口座から預金を引き出し、現金勘定で会計処理しただけで終わっている場合、実際の現金残高より、帳簿上の残高が大幅に大きくなっていることがある。

 

社長が私的に流用した分は、役員貸付金として計上し、期末までに必ず返還させ、実際に会社で必要なものを購入したものは、経費として計上する必要がある。仮に未処理の経費がある場合、利益が過大に計上され、無駄に税金を払っていることになる。

 

また、適切な経理処理がなされなければ、的確な経営状況の把握もできないため、経営判断を歪めてしまうことになりかねない。赤字になってもすぐに倒産することはないが、現預金がなくなればすぐに倒産してしまう。そう考えると、経営者が最も注意しておくことは、正しい現預金の把握である。

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