栁良一税理士事務所

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2020.10.10

銀行からいくら借りれるかの目安3選

会社がいくら銀行から借り入れができるか、目安となる指標が3つあります。

 

  1. 純利益+減価償却費の10倍
  2. 月平均売上の3~5倍
  3. 借入金の割合が総資産の50%以下

 

1.純利益+減価償却費の10倍以内
純利益に減価償却費を足した額が、会社が1年間に稼いだお金になります。

例えば、税引後利益が500万、減価償却費が200万の会社の場合、
(500万+200万)× 10倍 = 7,000万円
が、銀行から借りれる目安となります。

 

現在、銀行から2,000万円の借入残高がある場合は
7,000万-2,000万=5,000万円
が、借り入れの余力となります。

 

2.月平均売上高の3~5倍
月の平均売上高が1,500万円の場合は、銀行から借りられる上限金額は、4,500万円~7,500万円が目安となります。

 

3.借入金が総資産の50%以下
総資産が6,000万円の会社の場合は、3,000万円が銀行から借りられる目安となります。
例えば、借入金残高が2,000万で、総資産が6,000万の会社の場合、現在の借入依存度は、
2,000万 ÷ 6,000万 × 100 = 33%
となります。新たに銀行から借入の余力は17%あり、約1,000万が目安となります。

業種や会社の成長フェーズによって異なりますが、概ねこの3つの指標を頭に入れて銀行交渉を進めていくと良いと思います。

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