栁良一税理士事務所

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2018.04.13

事業承継のための3STEP

事業承継の準備には、後継者の育成も含めると、5~ 10年程度を要する。

社長の年齢が60歳になると、会社を誰に託すかを考え始める時期である。

事業を引き継ぎを成功させるためには3つのSTEPがある。

STEP1:引き継ぎの準備

STEP2:引き継ぎの実行

STEP3:引き継ぎ後のチャレンジ

 

STEP1:引き継ぎの準備

事業承継に向けた準備は、経営者にとって身近な相談相手である税理士などの専門家、金融機関や商工会・商工会議所などのサポートを得ながら、着実に進めていく。中小企業庁でも、事業承継診断やよろず支援拠点での無料の専門家派遣を行っているほか、後継者のいない場合には、各都道府県に、M&Aのマッチングを支援する「事業引継ぎ支援センター」を設置しいるので、まずは相談してみてはいかがだろうか。

 

STEP2:引き継ぎの実行

事業承継には大きく分けて3つの類型がある。

①親族への承継

②役員・従業員への承継

③社外への引継ぎ(M&Aなど)

事業承継にあたり、自社株式・事業用資産にかかる相続税や 贈与税の納税資金をはじめ、事業承継後の安定した経営のため には、さまざまなお金が必要となる。事業承継税制やM&Aを 行う際の税制優遇のほか、事業承継時の公的な金融支援の活用を検討する必要がある。

 

STEP3:引き継ぎ後のチャレンジ

事業承継を契機として、後継者の方が経営革新や事業転換など、新しいチャレンジをすることで、事業をさらに大きく成長させることができる。中小企業庁では、中小企業の方が、設備投資・販路拡大などの際に活用できる、事業承継補助金が用意されている。

 

 

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